こころルーム表参道
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ネガティブな心の声

ふと誰かに心をわしづかみにされている感覚に陥る私。
苦しくて、苦しくてしょうがない。
周りを見渡すと私以外の人はとても幸せそうにみえる。
『・・・もう嫌だ・・・。・・・ここからいなくなりたい。』
頭の中に浮かんでは消え、浮んでは消えていく心の声。。。
そして、とうとう浮んだまま消えなくなるネガティブな心の声-----。

*

何もかもが上手く行かない気がする。
私の人生こんなはずじゃなかった。
私、なんのために生きているんだろう。
誰のために生きているんだろう。。。

自分を価値のない人間だと思いながら過ごす毎日。
頑張りたいのに何も頑張ってない私。

*

こんな風に、 ネガティブな心の声に
がんじがらめになっているあなたはいませんか。

とてもとても辛く孤独な世界に
ひとりで行ってしまったように感じる。
とても、くるしくてさびしい気持ち。

・・・でも、そのネガティブな心の声の裏側に
とてもシンプルな欲望。心の声が聴こえてきませんか。。。

・・・よく耳を澄ませてみて

「もっと幸せに生きたい・・・」
「もっとみんなと同じように普通に過ごしたい・・・」

そんな気持ちと同時に、自分を変えたくて変えたくてしょうがない
心の中でマグマ化している、そんな力強い思いはありませんか。

自分を変えようとする気持ちは、
「応援する自分」が存在するからこそです。
苦しくてひとりぼっちだとおもう今だからこそ、
本当に変わるチャンスなのです。

*

チャンスなのにどうして上手く行かないの?
どこからかそんな声も聴こえてきそうです。

答えは簡単です。

そのシンプルな心の声に応えられる
「自分だけの方法」を「今」知らないだけなのです。
自分に変化を与えて、なりたい自分を掴みとること。

それは、必ず実現します。

でも、それを実現させるための第一のステップとして
必要なことが1つだけあります。

それは・・・

ネガティブな心の声を、聴き続けないこと。

*

ネガティブな心の声は聴こえてもいいのです。
時に反省するための材料であったり、
生きていくためのバネになったり
自分を変えるための原動力となるときもあるからです。

でも、ネガティブな心の声をくりかえして聴き続けていくうちに
それが自己暗示となってネガティブな自己像を創り上げ
実際に起こっていない出来事でさえ
本当に起きている様な気持ちになってしまうのです。

ポイントは、聴き続けすぎてネガティブのスパイラルにはまらないこと。

ネガティブな心の声をそっとこころの隅に置いて
自分の心に秘めた「決意と思い」で
「理想の私」へゆっくり近づいていくこと。

自分の中で湧き上がってきた
「これじゃいけない。こんなはずじゃない。変わりたい。」
そのとてもシンプルな想いは、
もはやネガティブな心の声ではなく
自分を前に押しだしてくれる「ポジティブ」な心の声に変わっています。
それは、自分だけのオリジナルエンジンがかかるようなもの。
そのエンジンには、個人差はありますが
自分でも予想できないほどの爆発的な行動力と変化をもたらします。

まずはエンジンをかけるところまで、チャレンジしてみませんか。

ネガティブな心の声を聴き続けないことが出来たその後は、
「あなたらしく悩む」という次のステップがあります。

まず必要なのは、ネガティブな心の声を手放す勇気。

ただ、それだけなのです。





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